歩き遍路とその準備

お遍路さん

歩き遍路に出る前に押さえたいポイント

近年、お遍路旅をするために四国を訪れる人が増えてきています。ご先祖様の供養、健康祈願、自分探しなど、その目的はさまざまです。ここでは、四国八十八ヶ所を歩いて巡拝する「歩き遍路」とその準備についてご紹介します。 実はこの歩き遍路、「贅沢遍路」と言われるほどお金がかかります。食事代や宿泊費、納経代金などを合わせて、ざっと50万円ほど見積もっておく必要があるでしょう。できるだけ費用を抑えたいという人は、自炊道具を用意したり、宿泊費の安い宿坊や民宿を探したりしてみるといいかもしれません。 持ち物については、わげさ、金剛杖、念珠、線香、ローソク、納経帳などの巡拝用品や、着替え、洗顔用具、タオルといった日用品のほか、歩き遍路ならではの必需品もあります。そのひとつが、履きなれた靴。おろしたての靴は長距離を歩くのに向いていません。歩き遍路には、いつも履いている運動靴を持っていきましょう。また、リュックサックや雨具のほか、足に水ぶくれやマメができたときのために、消毒液や絆創膏などを含む常備薬も持参するとよいでしょう。暑い季節には、日焼け止めや長そでのシャツ、水筒などがあると安心です。 歩き遍路では、約1,400kmの距離を、45〜60日ほどかけてまわります。1日に25〜40kmほど歩く必要があるため、体力と持久力が欠かせません。お遍路旅を始める前に、できる限り足腰を鍛えておくことをおすすめします。実際に荷物を背負った状態で、階段をのぼったり、坂道を歩いたりしてみるといいでしょう。 どれだけ準備をしても、慣れない土地での旅では何が起こるかわかりません。歩き遍路に出たら、朝6時頃から活動を開始し、夕方4時過ぎには宿に着くようにスケジュールを組みましょう。この際、お遍路用の地図を参考にしながら、不測の事態が生じることも想定して計画を立てることが大切です。 このように、歩き遍路には大変な労力と時間がかかります。しかしその分、達成したときの感動はひとしおです。誰かのことを想い、自分自身と向き合いながら、歩を進めていく。土地の人々とふれあいながら、四国の雄大な自然に包まれて歩く感動は、そう味わえるものではありません。歩き遍路という非日常の体験は、これからの人生において大きな財産になることでしょう。

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